2011年01月01日
白女林

今年は、当法人としてのり越えなくてはならない課題がいくつかあります。施設内、ご利用者の重度化については全国で言われておりますが、当施設においても同様で、看取りの問題も含め、限られたマンパワーでどう手厚いケアを維持し充実させていくか―この挑戦は永遠に続きます。また、そのために介護人材の確保と育成が何より必要です。春には敷地内保育所を開設予定であり、研修も年々充実させ、働きやすさと働きがいを感じてもらえるよう努めてまいります。更に、地域へ発信・貢献するケアを実現し、最近増えている独居高齢者や認認介護のご家族を支えたいと思います。介護予防ができてから、当デイサービスでは、理学療法士などによる機能回復訓練を強化しています。
介護保険は今後、被保険者を若年層へ拡げ、同時に障害者介護を統合し、受給者はより重度な方にシフトすると予想されています。経営環境にも敏感にならざるを得ない状況ですが、何よりまず、目の前の方のために何ができるかを出発点に、ご利用者から学び、ご利用者の目線で考えながら、来る時代に備えていきたいと思います。本年も何卒、ご指導お力添えのほどをよろしくお願い申し上げます。
社会福祉法人 白女林 理事長 森 一也